2024年だけで259回の打ち上げにより2,695基の衛星が軌道に投入され、軌道上の衛星は2020年の3,371基から1万1,539基へと急増した。宇宙への輸送需要は膨らみ続けている。
宇宙へ行くには、大量の燃料を積んだロケットが自力で重力を振り切るしかない。 打ち上げのエネルギーも複雑な仕組みも、すべて機体に載せる。それがロケットの常識だ。
Longshotは、打ち上げのエネルギーとインフラを機体から切り離し、再利用できる地上設備に移す。 長い砲身の各所から圧縮ガスを段階的に噴射して加速する「多段噴射式の空気圧砲」で、ペイロードを撃ち出す。機体を毎回使い捨てる代わりに地上の加速器を何度も使うことで、1kgあたり100ドルという低コストの宇宙輸送を目指す。
米カリフォルニア州アラメダの旧海軍航空基地(アラメダ・ポイント)に本拠を置き、地上設置型の打ち上げ・加速システムを開発している。 当面は防衛・航空宇宙向けの極超音速試験サービスを提供し、週1回の試験発射を目標とする。長期的には、人が乗らない貨物(衛星など)を低軌道へ低コストで送ることを狙い、2030年の軌道到達(遅くとも2035年)を目指している。米空軍研究所(AFRL)の契約や、ミサイル防衛庁(MDA)の研究資金も獲得している。
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