韓国のオーディション番組をきっかけに、ファンがお金を出し合って推しの誕生日やデビュー記念を祝う「応援広告(センイル広告)」の文化が生まれた。日本でもコロナ禍のころから急速に広がった。
駅や街の広告は、企業が商品やサービスを売るために出すもの。個人が出そうとすると、広告枠の手配、権利元との交渉、費用と、ハードルが高すぎる。 実際、応援広告を知る人の約2割が実施に前向きでも、「企画が大変」「費用が高い」という声が壁になっていた。
JR東日本グループの広告会社であるjekiは、広告の出し手を「企業」から「ファン」へ広げた。応援広告事業「Cheering AD」の事務局が、推しの所属事務所や権利元との交渉、掲出許可、素材の使用許諾までを代わりに引き受ける。2023年からは、検索・申し込み・決済までスマートフォンで完結する「Cheering ADオンライン」を運営している。 申し込み団体数は、2022年度の346から2023年度に1,002、2024年度に2,956へと急増した。
東京・恵比寿に本社を置く、JR東日本(東日本旅客鉄道)の完全子会社の総合広告会社。応援広告事業「Cheering AD」では、駅ポスターや駅サイネージ、屋外ビジョン、車内広告をジャックする「推し電車」、付箋広告、コラボカフェ、海外での掲出まで、ファンが推しを応援するための広告を全国で扱う。 エリアやライブ会場の周辺、予算から広告を探せるほか、ファン同士で費用を集めるクラウドファンディングの仕組みも備える。一般的な例では、都心のターミナル駅にB0ポスターを1週間出すと印刷費込みで約10万円。10人で分ければ1人1日1,500円以下になる。
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