工学・理学

先進テクノロジーによって、米国および同盟国の軍事および国家安全保障能力を変革すること。世界が戦略的競争の時代に入る中、最先端の自律性、AI、コンピュータービジョン、センサーフュージョン、ネットワーキング技術を築いていくこと

Anduril Industries

民間発の自律型防衛システム開発

最新の軍事技術は、政府と長年の関係を持つ少数の巨大防衛産業だけが開発できるものであり、ソフトウェア中心のスタートアップが参入する余地はない、というのが防衛業界の長年の常識だった。

政府からの受注を待って開発するのではなく、民間のベンチャー資金で先に技術を作り切り、完成品を政府に売り込むという、消費者向けテック企業に近いやり方に転換した。

Anduril Industriesは、アメリカ・カリフォルニア州コスタメサに本社を置く企業で、アメリカおよび同盟国の軍・国境警備機関向けに、AIとロボティクスを組み合わせた自律型の防衛システムを開発している。対象となるのは、アメリカ国防総省や関連機関、および同盟国の軍・治安当局である。 従来の防衛産業では、政府から予算と要件を得たうえで何年もかけて装備品を開発する受注生産のモデルが一般的だった。Anduril Industriesは、まず自己資金・ベンチャー投資による研究開発を行い、実際に動く製品を完成させたうえで、それを政府に売り込むという、消費者向けテクノロジー企業に近い開発モデルを採用している。同社は、ソフトウェアを中心に据え、ハードウェアは必要最小限にとどめるという設計思想のもと、無人航空機や対無人機システム、監視システム、指揮統制ソフトウェアなど複数の製品分野を手がけている。 同社はこうした開発モデルによって、開発期間の短縮とコスト削減を実現し、既存の大手防衛産業とは異なるスピード感で、アメリカおよび同盟国の防衛能力の近代化に取り組んでいる。

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