工学・理学

Robots for Humans

Apptronik

人と共に働くヒューマノイドロボットの開発

産業用ロボットは、決まった単一の作業を高速・正確にこなすことに特化しており、人間のように多様な作業をこなしたり、人と同じ空間で安全に働いたりすることは難しい、というのが長年のロボット工学の常識だった。

単一作業に特化したロボットを作るのではなく、人間の姿形と力制御アクチュエーターを持つ汎用ヒューマノイドロボットを開発することで、人と同じ環境の中で多様な作業を安全にこなせるようにした。

Apptronikは、アメリカ・テキサス州オースティンに本社を置く企業で、汎用ヒューマノイドロボット「Apollo」の開発・製造を行っている。対象となるのは、製造業・倉庫物流・小売業など、労働力不足に直面する幅広い業界の企業である。 従来の産業用ロボットは、単一の反復作業に特化して設計されており、変化の多い人間中心の環境で柔軟に働くことは難しかった。Apptronikは、力を検知しながら動く「シリーズ・イラスティック・アクチュエーター」と呼ばれる独自の駆動技術を使い、人と接触しても安全に力を逃がせるロボットを開発した。Apolloは、二足歩行と車輪移動の両方に対応できるモジュール設計になっており、環境やワークフローに応じて柔軟に配備できる。 同社は、ハードウェアの開発にとどまらず、身体性を伴うAI(エンボディドAI)技術や、複数のロボットを群として管理するフリート運用ツールも組み合わせており、製造ラインでの部品運搬や検査、倉庫でのピッキング・梱包など、身体的な負担の大きい反復作業を人に代わって担うことを目指している。

StarTextで全文を読む →
出典

↗ StarTextで他の記事も見る