専門知識なしで使えるデザインツール
プロ品質のデザインをするには、PhotoshopやInDesignのような高価で複雑なソフトを何ヶ月もかけて覚える必要があり、デザインは専門知識を持つ限られた人だけのものだ、というのが当たり前とされてきた。
専門知識がなくても、ブラウザの中でドラッグ&ドロップするだけで誰もがプロ品質のデザインをつくれる無料のオンラインツールに変え、デザインを一部の専門家だけのものから世界中の人に開いた。
Canvaは、専門的な訓練を受けていない人でも簡単にデザインができるよう、ブラウザ上で使えるオールインワンのデザインツールを提供するオーストラリアの企業である。対象となるのは、学校でポスターやレポートを作る学生から、広報物をつくりたい非営利団体、そして日々の資料作成に追われる企業のチームまで、デザインの専門知識を持たないすべての人たちだ。 利用者は、あらかじめ用意された数十万点のテンプレートから好みのものを選び、写真やイラスト、文字を画面の上でドラッグ&ドロップするだけで、プレゼン資料やSNS用の画像、名刺、動画などを仕上げることができる。近年は、思いついたアイデアや簡単な指示を伝えるだけでデザインの土台を提案してくれるAI機能「Canva AI」も加わり、白紙から悩むことなくデザインを始められる仕組みが強化されている。 2013年の公開以来、Canvaは190以上の国と地域で使われ、月間2億人を超える利用者を抱える規模にまで成長した。個人向けの無料プランに加え、チームや企業向けの有料プランも展開しており、教育機関向けには無償で全機能を提供する仕組みや、非営利団体向けの支援プログラムも用意している。
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