昆虫・未利用魚を使ったサステナブルなペットフード
犬や猫のペットフードは、牛肉や鶏肉といった従来の畜産由来のタンパク質を使うのが当たり前であり、それが環境に与える負荷は見過ごされがちだった。
従来の畜産由来タンパク質に頼るのではなく、コオロギや水域で増えすぎた魚など、見過ごされてきたタンパク源を使うことで、ペットの健康と地球環境の両方に配慮したフードを作った。
Chippin, Inc.は、アメリカ・バージニア州アーリントンに本社を置く企業で、コオロギタンパクや、水域で増えすぎた魚(アジア産コイなど)、スピルリナ(藻)といった、従来使われてこなかったタンパク源を使った犬用おやつ・フードを製造・販売している。対象となるのは、ペットの健康と環境への配慮を両立させたいと考える飼い主である。 アメリカのペット、特に犬猫は世界の食肉消費量で見ると5番目に多い国に相当するとされ、牛肉や鶏肉を主原料とする従来のペットフードは、水資源の消費や温室効果ガス排出など、大きな環境負荷を伴っていた。Chippinは、消化性が高くアレルギーを起こしにくいコオロギタンパクや、生態系のバランスを崩す一因となっている外来魚などを原料に使うことで、環境負荷を抑えながら栄養価の高いペットフードを実現した。 同社の商品は、獣医師や大学の研究者による監修のもとで開発されており、Petcoなどの大手小売チェーンでも取り扱われている。地球を救おう、犬がいる唯一の惑星なのだからというメッセージのもと、ペットフードという身近な選択を通じて、消費者が気候変動対策に参加できる仕組みを提供している。
StarTextで全文を読む →