理学・農学・医学・獣医学

絶滅種を復活させ、生態系を再構築することで、生物多様性の損失を食い止め、地球上の未来の生命を守る

Colossal Biosciences

絶滅種の復元と保全技術開発

一度絶滅してしまった生き物は、二度と地球上に取り戻すことはできない、というのが自然界に対する一般的な理解である。

絶滅は取り返しのつかない終わりではなく、ゲノム編集技術を使えば一部は作り直すことができる、という前提に立った。

Colossal Biosciencesは、アメリカ・テキサス州ダラスに拠点を置く、遺伝子工学とゲノム編集を専門とするバイオテクノロジー企業である。対象としているのは、絶滅種の復元を望む研究者や自然保護団体、そして生物多様性の損失に危機感を持つ人々である。 同社は、ケナガマンモス、フクロオオカミ、ドードーなど複数の絶滅種を対象に、近縁の現生種のゲノムと絶滅種のゲノムを比較し、CRISPRなどのゲノム編集技術を使って絶滅種の特徴を現生種に組み込むという方法で研究を進めている。単に絶滅種をそのまま復元するのではなく、近縁種を遺伝的に近づけていくことで、失われた生態系の機能を取り戻そうとしている点が特徴である。 この技術は絶滅種の復元だけでなく、近親交配が進み遺伝的多様性を失いつつある現存の絶滅危惧種の保全にも応用されている。個体数が激減したアメリカアカオオカミの遺伝的多様性を、博物館標本のDNAを使って回復させる取り組みなどがその一例である。

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