水中インフラの点検・監視ロボット開発
橋やダム、港湾、船体といった水中インフラの点検は、人間のダイバーが実際に潜って目視で確認するのが当然とされ、深度や視界、安全面の制約から、点検できる範囲や頻度には大きな限界があると考えられてきた。
コラティア・テクノロジーズは、ROV(遠隔操作型水中ロボット)とASV(自律型水上ロボット)を自社開発することで、人間のダイバーに頼らず、カメラやソナーを使って水中インフラを安全かつ広範囲に点検できる体制を築いた。
Coratia Technologies Pvt. Ltd.は、インド・オディシャ州ラウルケラに本社を置く水中ロボティクス企業である。国立工科大学(NIT)ラウルケラ校のインキュベーション施設を拠点に、遠隔操作型水中ロボット(ROV)や自律型水上ロボット(ASV)を開発し、ダムや橋梁、港湾施設、船舶などの水中構造物の点検サービスを提供している。 同社の主力製品には、水深150メートルまで対応するROV「Jaladuta」、水深300メートル以上に対応し多関節のロボットアームを備えたROV「Jalasimha」、自律航行が可能な水上ロボット「Navya」などがある。いずれもカメラやソナー、GPSなどの測位システムを統合しており、目視での確認が難しい濁った水中でも、構造物のひび割れや腐食といった異常を検知できるよう設計されている。 これらのロボットは、製鉄所や石油関連企業、鉄道会社といった民間インフラ事業者の水中設備点検に加え、インド海軍をはじめとする防衛関連組織にも供給されている。人が潜水して行っていた危険な作業を機械に置き換えることで、点検にかかる時間や費用を抑えながら、作業員の安全確保にもつなげている。
StarTextで全文を読む →