超音波センサーによる排泄予測ウェアラブル機器の開発
排泄のタイミングは本人にしか分からず、介護者は見守りや声かけで様子を探るしかない、というのが介護現場の当たり前だった。
見守りに頼るのではなく、超音波で膀胱の状態を数値化し、排泄のタイミングを機器が事前に知らせる仕組みにした。
DFree株式会社は、東京都港区に本社を置く企業で、超音波センサーを使って膀胱内の尿のたまり具合をリアルタイムに計測し、排尿のタイミングを事前に知らせるウェアラブル機器「DFree」を開発・販売している。対象は在宅で介護をする家族、高齢者施設や病院などの介護・医療従事者、さらに子どものトイレトレーニングや障害のある方の排泄ケアに悩む個人にまで及ぶ。 DFreeは、エコー診断にも使われる超音波センサーを腹部に装着し、膀胱にたまった尿の量を10段階の数値でわかりやすく表示するとともに、適切なタイミングでスマートフォンなどに通知を送る。これにより、トイレの失敗の回数やおむつの費用、介護者の負担を減らせるだけでなく、利用者自身が自分の体の状態を把握できるようになることで、自立した生活や前向きな気持ちにもつながるとされている。 2022年4月からは、要支援・要介護認定を受けた人であれば介護保険の特定福祉用具として1〜3割負担で購入できるようになり、医療・介護施設向けには複数人の利用者を一括管理できる「DFree Professional」も展開している。排泄という、誰もが経験するが人には話しづらいテーマに正面から向き合い、テクノロジーで解決しようとしている点が特徴である。
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