生乳・乳製品の直接宅配事業
インド食品安全基準局の調査では市場に出回る牛乳サンプルの多くから水増しや化学物質の混入が確認されており、酪農家から複数の集乳所や業者を経て消費者へ届く流通構造の中で、購入した牛乳が本当に純粋かどうか分からないという実感が家庭に根付いている。
検査や規制の強化ではなく、複数業者を経由する流通構造そのものをなくす方向に踏み出した。自社の単一牧場で生産した生乳だけを加工から配送まで一貫して管理する体制に転換し、牛乳の出所を追跡できるようにした。
Doodhvale Farmsは、デリー首都圏を中心に牛乳・乳製品・日用食品をアプリ経由で家庭に直接届けるD2C企業である。牛乳は自社のハイテク牧場から搾乳後24から36時間以内に届けられ、仲介業者を通さないことを強みとしている。飼料から製造工程まで科学的な検査を行い、外部認証ラボによる65項目以上の検査結果と、アプリ上で確認できる日次の検査報告を提供している。搾乳後は3度のコールドチェーンで管理し、低温殺菌によって品質を保っている。 牧場では、農家が毎日現場に立ち、土壌の状態や牧草の生育、家畜の様子を直接観察しながら判断を下すスタイルを採り、遠隔監視や自動化された数値目標には頼らない。牛や水牛は放牧地を自由に歩き回ることができ、成長促進剤やホルモン剤は使用されず、自然な繁殖と休息を重視した飼育が行われている。子牛には搾乳前に必ず授乳させ、母子を無理に引き離さない方針を取っている。 商品構成は牛乳のほか、ヨーグルト、パニール、ギー、コールドプレス製法の食用油、プロテイン、伝統菓子などに広がっている。
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