経済・経営・商学

「ゴトン・ロヨン(相互扶助)経済」の精神で、地方都市のUMKM・リセラー・消費者をつなぎ、地域の経済的自立を後押しする

Evermos

地方都市のUMKM(零細事業者)とリセラーをつなぐソーシャルコマース事業

インドネシアは1万7000以上の島々からなり、地方都市の零細事業者(UMKM)は物流コストの高さから全国展開が難しく、都市部との経済格差が固定化されている、というのが業界の共通認識である。

会社自らが物流網を広げるのではなく、地元の女性たちを「リセラー」として組織化し、口コミと地縁のネットワークそのものを流通インフラに変えた。

Evermos(運営会社:PT Setiap Hari Dipakai)は、インドネシア・バンドンに本社を置く企業で、地方都市の中小零細事業者(UMKM)とリセラー、消費者をつなぐソーシャルコマースプラットフォームを運営している。対象となるのは、全国展開の資金や物流網を持たない地元ブランドと、初期費用なしで副業として販売を始めたい地方在住の女性たちである。 インドネシアは1万7000以上の島々からなる国土のため、地方の中小事業者が全国に商品を届けるには高い物流コストがかかり、実際に事業を拡大できるUMKMは全体の0.5%程度にとどまるとされる。Evermosは、地元ブランドの商品をアプリ上のカタログに掲載し、各地域のリセラーがSNSや対面の口コミを通じて販売する仕組みを構築することで、この物流の壁を人と人とのつながりで乗り越えようとしている。 同社はイスラム法(シャリーア)に準拠したハラール商品を中心に扱っており、90%以上の提携ブランドが零細事業者である。現在では全国500以上の都市・県に90万人を超える現役リセラーと6,400以上のUMKMパートナーを抱え、オンライン・オフラインの販売研修を提供しながら、地方の経済的自立を後押しする「ゴトン・ロヨン(相互扶助)経済」の実現を目指している。

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