工学

10億人を超える知識労働者が、雑務に追われず本来の仕事に集中できる未来をつくる。

Genspark(MainFunc Inc.)

多数のAIをまとめる自律型AI

AIチャットボットは質問に答えてくれる便利な道具ではあるが、資料をつくったり調べものをしたりする実際の仕事は、結局人間があちこちのツールを使い分けながら自分の手で仕上げるしかない、というのがこれまでの当たり前だった。

70以上のAIモデルを一つのワークスペースにまとめ、人間がチャットボットに質問して終わるのではなく、スライドや表計算そのものに直接指示を出せば、仕事の成果物が自動で仕上がる仕組みに変えた。

Genspark(開発元:MainFunc社)は、企業で働く人たちに向けて、複数のAIモデルをひとまとめにした自律型のAIワークスペースを提供するアメリカの企業である。対象となるのは、資料作成や調査、メール対応など、日々の細かな作業に多くの時間を取られている知識労働者と、その業務効率化を目指す企業だ。 Genspark最大の特徴は、ChatGPTやClaude、Geminiなど70以上のAIモデルを一つの画面の中でまとめて使い分ける「マルチエージェント」という仕組みにある。利用者はチャットボットに質問して終わるのではなく、スライドや表計算、画像や動画といった、欲しい成果物そのものに直接指示を出す。指示を受けた複数のAIエージェントが役割を分担しながら作業を進め、資料や文書、簡単なアプリまでを自動でつくり上げる。 2024年6月にAI検索エンジンとして公開された後、Genspark は2025年に事業を大きく方向転換し、仕事の成果物そのものを自動で仕上げる「スーパーエージェント」機能を打ち出した。マイクロソフトの新しいエージェント基盤との連携や、OpenAIの主要顧客としての採用実績も持ち、アメリカのパロアルトを本社に、シンガポールと日本にも拠点を構えて事業を広げている。

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