工学・医学・人間科学(心理学)・体育学

睡眠を最適化することで人間のポテンシャル(可能性)を最大限に引き出す。そして、睡眠を単なる休息ではなく、テクノロジーによって向上させるべき『睡眠フィットネス(Sleep Fitness)』へと再定義す

Eight Sleep

睡眠テクノロジーの開発

睡眠は「ただ休むだけの時間」。眠れないのは我慢するか、薬に頼るしかない。マットレスはただのフォームで、そこに技術を持ち込む発想などなかった。人生の3分の1を占める時間なのに、誰も最適化しようとしてこなかった。

睡眠を「休息」ではなく「トレーニング」と捉え直した。測れる、鍛えられる、改善できるものとして『睡眠フィットネス』という新しい領域そのものを作った。そしてウェアラブルのように「測る」だけでなく、体温を操作して睡眠を「変える」ことを選んだ。

Eight Sleep(エイト・スリープ)は、2014年に創業された、睡眠テクノロジーの企業です。ニューヨークを拠点としています。 主力製品「Pod(ポッド)」は、いま使っているマットレスの上に敷くカバーと、ベッド脇に置く装置(ハブ)で構成されます。 カギは「体温」です。人間の体温は、眠りにつくと下がり、起きる数時間前から上がり始めます。これは「概日リズム(サーカディアン・サイクル)」と呼ばれる、体に備わった仕組みです。医学的な障害がない限り、睡眠の質を左右する最大の要因は温度だと同社は言います。 Podは、寝ている人の体温や心拍を検知し、マットレスの温度を自動で上げ下げします。しかも左右で別々に設定できるため、二人で寝ていても、それぞれに最適な温度になります。 「私たちは車輪を再発明しているわけではありません。ただ、体が本来やろうとしていることを、より効率的にできるよう手助けしているだけです」——創業者はそう説明します。 最新モデルには、いびきを検知して枕元をわずかに持ち上げる機能もあります。ウェアラブル端末が睡眠を「測る」だけなのに対し、Podは睡眠そのものを「改善する」ことを狙っています。 同社が打ち出したのが「スリープ・フィットネス」という新しい考え方です。睡眠はトレーニングである——努力と規律と計測が必要で、測定でき、鍛えられ、改善できる。この分野には、他に誰もいませんでした。

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