理学・工学・医療保健学

見えないものを、見える化する。怪我になる前に、生体メカニクス上の問題を特定する。

Mirai Technovation Ltd.

生体メカニクスセンシングによる怪我予防

スポーツや医療現場での怪我・故障は、実際に怪我が起きてから初めて原因を分析し対策を立てる、というのが長年の当たり前だった。

怪我が起きてから対処するのではなく、歩行や着地の動作データをリアルタイムに可視化することで、怪我につながる兆候を事前に見つけられるようにした。

Mirai Technovationは、カザフスタン・アスタナに拠点を置く企業で、センサーを内蔵したインソール型のウェアラブルデバイスを使い、選手や患者の歩行・動作データを分析する携帯型のバイオメカニクス計測システムを開発している。対象となるのは、選手のコンディション管理を行うスポーツクラブや、リハビリテーションを行う医療機関である。 足の着地の仕方や体重移動、走行・ジャンプ時の負荷の変化など、身体の動きに関する情報は、専用の設備を備えた研究施設でなければ計測が難しいものだった。Mirai Technovationが開発したインソール型センサーは、2分間の計測で2万点を超えるデータを収集し、身体の動きのデジタルプロファイルを作成する。このデータは、左右差や過度な負荷、動作パターンの変化といった、怪我につながりうる兆候をコーチングスタッフにリアルタイムで伝える仕組みになっている。 同社は、この技術があくまで怪我を予測するものではなく、リスクの兆候を見える化するものだと位置づけており、最終的な判断は専門家に委ねる姿勢を大切にしている。現在はプロサッカークラブなどとの実証を進めており、将来的には一般のアスリートにも技術を届けることを目指している。

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