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新興市場における金融アクセスとテクノロジーを、より身近なものにする

Nixacom AI

電子機器購入のAI与信サービス

アフリカの新興国では、ノートパソコンやスマホは現金一括で買うものだった。信用情報の仕組みが整っておらず、銀行は個人に貸すリスクを取れない。だから現金がない人は、必要なものでも諦めるしかない——それが当たり前だった。

「借りられる人にだけ貸す」のではなく、AIで信用力を評価し直すことで「貸せる人」の範囲そのものを広げた。融資を仲介するのではなく、銀行のシステムに直接組み込むことで、銀行のリスクを下げながら、市場そのものを新しく作り出した。

Nixacom AIは、西アフリカのセネガルに拠点を置くフィンテック企業です。2023年に創業され、2024年4月にサービスを開始しました。 同社が扱うのは、ノートパソコン、スマートフォン、タブレットといった電子機器を買うためのローンです。AIを使って利用者の信用力を評価し、ほぼ即座に融資の可否を判断します。 セネガルの電子機器市場は成長を続けており、2023年の電気・電子機器の輸入額は6億4712万ドルに達しました。国内EC市場の23.5%を占めています。しかし多くの人にとって、これらの製品を一括で買うだけの現金を用意することは困難でした。 Nixacom AIの特徴は、単に顧客と銀行を仲介するのではなく、金融機関のシステムに直接組み込まれる形で連携している点です。銀行にとってはリスクの低い仕組みであり、消費者にとっては透明性のある融資条件が提示されます。収益は、提携銀行からの紹介手数料、製品販売のマージン、そして融資組成手数料から得ています。 サービス開始から最初の2週間で、7000件以上の融資申請が集まり、1400件が承認、86人の顧客への融資が実行されました。 2026年には、新たに「Auto Apply」というサービスも立ち上げています。これは、新興国の金融機関で今も手作業で行われている顧客登録手続きを自動化するものです。同じ情報を何枚もの書類に書かされ、機関側もそれを手で再入力し確認する——数時間から数日かかっていた手続きを、数分で完了できるようにしました。

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