所有と利用を両立する新しい住まい
別荘は一部の富裕層だけが持てる贅沢品であり、購入すれば維持管理の手間や使わない期間の無駄を抱え込むしかない、というのが世の中の一般的なイメージだった。ホテルは所有できず、別荘は自由に使い切れない。住まいの選択肢はその二つに分かれていると考えられてきた。
建物を「丸ごと所有するか、しないか」ではなく、年間10泊からの利用権として所有できる仕組みに変え、使わない日は他のオーナーやホテル利用者に貸し出すことで、所有と自由な利用を両立させた。
NOT A HOTELは、建築家やクリエイターが手がけた個性的な住宅を、年間10泊分から所有できるサービスである。購入者は「オーナー」となり、購入した物件を自宅や別荘として使うだけでなく、全国各地にあるNOT A HOTELの拠点を相互に利用することができる。所有権として購入するため、売却や相続も可能であり、一般的な別荘にありがちな維持管理の手間や、宿泊のたびに発生する追加料金からも解放される。 対象となる土地は、青島(宮崎)、那須(栃木)、北軽井沢(群馬)、三浦(神奈川)、瀬戸内(広島)、石垣島(沖縄)など、まだブランド価値が確立していない一方で豊かな自然や文化を持つ地域が中心である。世界的に活躍する建築家やクリエイターとコラボレーションした唯一無二の建築を各地に生み出すことで、その土地の魅力を再発見し、地価の上昇や観光客の増加といった地域への波及効果も生まれている。 近年は「日本の価値を上げる」というミッションを掲げ、単なる住宅販売にとどまらず、雑誌の発行やデザインコンペティションの開催、NFTを活用した新しい所有・利用の形の実験など、多角的な取り組みを進めている。
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