理学・農学・工学

パッケージを消滅させること

Notpla Limited

海藻由来の生分解性パッケージ

使い捨てのプラスチック包装を減らすには、リサイクルを進めるか、使用量そのものを減らすしかなく、環境中に流出したプラスチックは分解されずに残り続けてしまう、というのが長年のパッケージ産業の課題だった。

リサイクルや削減に頼るのではなく、果物の皮のように、役目を終えたら自然に還っていく素材でパッケージそのものを作り替えた。

Notpla Limitedは、イギリス・ロンドンに拠点を置く企業で、海藻や植物由来の原料から作る、自然に分解されるパッケージ素材を開発している。対象となるのは、使い捨てプラスチックの削減に取り組む飲食店やスポーツイベント、大手ブランド企業である。 従来の使い捨てプラスチック包装は、リサイクルされる割合がごくわずかで、多くが埋め立てや海洋への流出という形で環境中に残り続けていた。Notplaは、海藻から抽出した成分を使い、水や液体を包み込める食べられる膜「Ooho」や、テイクアウト用の食品容器に使われる従来のプラスチックコーティングを代替する「Notplaコーティング」などを開発した。これらの素材は、果物の皮のように自然に分解される。 同社の技術は、既存のプラスチック製造ラインをそのまま活用できるよう設計されており、大量生産による価格競争力の確保を目指している。Just Eatのテイクアウト容器や、複数のスポーツスタジアムでの飲料容器など、すでに数千万個規模のプラスチック製品を置き換えてきた実績がある。

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