生ゴミ由来の代替タンパク飼料開発
養殖業の飼料は、天然魚を原料とするフィッシュミールや輸入大豆に頼るしかなく、乱獲や環境負荷はやむを得ないコストだ、というのが水産業界の共通認識だった。
天然の魚や輸入大豆を原料にするのではなく、学校や市場から出る生ゴミを微生物で発酵させることで、乱獲も輸入も必要としない新しいタンパク源を作った。
NovFeed(ノヴフィード)は、タンザニア・ダルエスサラームに拠点を置くアグリテック企業で、市場や学校などから出る生ゴミを微生物発酵によって養殖用の高タンパク飼料や有機肥料に変える技術を持つ。対象となるのは、フィッシュミールや輸入大豆の価格高騰に苦しむ東アフリカの養殖業者・畜産農家、および飼料メーカーである。 同社の技術は、特別に選抜した微生物を使って生ゴミを分解・発酵させ、タンパク含有率およそ70%の飼料原料と、栄養価の高いバイオ肥料を同時に生み出すというものである。原料には市場や食品加工工場、都市部から出る廃棄物を利用しており、化学薬品を使わずに天然由来の非遺伝子組み換え原料として仕上げられる点が特徴である。 現在はタンザニアを中心にケニアやウガンダにも展開しており、従来のフィッシュミールより3割ほど安価な価格で提供することで、養殖業者のコスト負担を軽減しながら、廃棄物処理と温室効果ガス削減という環境面の課題にも同時に応えようとしている。
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