工学

ベリリウムで、核融合の実用化を支える

株式会社MiRESSO

代表の中道勝氏は、量子科学技術研究開発機構(QST)で核融合ブランケット工学の研究に携わる中で、核融合発電の実用化に不可欠な中性子増倍材「ベリリウム」の供給量が需要に対して不足し、価格も高いことが普及のボトルネックになると見込み、その研究成果を社会実装するため2023年5月に起業した。

ベリリウムのような希少鉱物資源の精製には、2000℃を超える高温・高圧の設備が必要だという当たり前。

MiRESSOは、代表の中道氏がQSTでの研究で培った独自の低温精製技術により、アルカリ溶液とマイクロ波加熱を使うことで、300℃・常圧という低温・低圧でベリリウムを精製できる方法を実現した。

核融合発電関連企業に加え、航空宇宙・医療・電子機器など既存用途でベリリウムを必要とする企業を対象に、低温精製技術によるベリリウムの製造販売を行う。大平洋金属と提携し、青森県八戸市の製造所内にパイロットプラント「BETA」を整備中で、2027年度中の本格稼働を目指している。同じ技術をレアアースやリチウムなどの精製・リサイクルにも応用する技術プラットフォーム事業も展開予定。

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