「お手伝い」と「旅」を掛け合わせたマッチングサービス
地方の人手不足を解消するには、住民票を移す移住者を増やすか、地方交付金などの公的支援に頼るしかなく、著名な観光地のない地域には旅行者も来てくれない、というのが地方創生における長年の当たり前だった。
移住や観光誘致に頼るのではなく、地域の短期的な人手不足という困りごとそのものを、旅をしながら働きたい人との出会いの入り口に変えた。
株式会社おてつたびは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、地域の短期的・季節的な人手不足に悩む農家・旅館などの事業者と、知らない地域で働きながら旅をしたい人をマッチングするWebプラットフォーム「おてつたび」を運営している。対象となるのは、繁忙期の人手を必要とする地方の事業者と、新しい地域との出会いを求める旅行者である。 著名な観光名所がない地域には旅行者が訪れにくく、地方の農家や旅館は季節的な人手不足に悩まされてきた。おてつたびは、この二つの課題を組み合わせ、参加者が地域の人手不足をお手伝いすることで報酬を得ながら旅費の一部をまかない、空いた時間で地域を観光できる仕組みを作った。 参加者は交通費を自己負担する一方、宿泊先は受け入れ先の事業者が用意し、お手伝いの対価として報酬を得る。この仕組みを通じて地域の人と直接関わる中で、参加者は単なる観光では得られない地域への愛着を持つようになり、同じ地域に何度も足を運ぶ関係人口が生まれている。現在は全国850を超える事業者と、約2万7000人の登録者を抱えるまでに成長している。
StarTextで全文を読む →