監視カメラ映像とAIによる犯罪捜査支援
警察の捜査は、大量の監視カメラ映像を捜査員が一つひとつ目視で確認し、ナンバープレートを照合し、バラバラのシステムに保存された記録を手作業で突き合わせるしかない、というのが治安機関の長年の当たり前だった。
捜査員が地道な照合作業を担うのではなく、AIが監視カメラ映像や事件記録をリアルタイムでつなぎ合わせ、捜査の手がかりを自動的に提示できるようにした。
Pax(旧社名Paladium)は、ブラジル・サンパウロに拠点を置く企業で、監視カメラの映像や警察の記録、犯罪データベースを連携させ、リアルタイムで捜査の手がかりを生成するAIプラットフォームを開発している。対象となるのは、殺人・強盗・車両窃盗などの捜査にあたる警察・治安機関である。 従来の犯罪捜査では、捜査員が大量の監視カメラ映像を目視で確認したり、ナンバープレートを手作業で照合したり、連携していない複数のシステムに記録を確認しに行ったりする必要があり、多くの時間がかかっていた。Paxは、街の要所に設置された監視カメラの映像データを取り込み、AIが車両・人物・場所・事件記録などの情報を継続的に更新される情報ネットワークとして整理することで、捜査の手がかりやリアルタイムのアラートを生成する仕組みを構築した。 同社のプラットフォームでは、すべての照会が記録され、アクセスした利用者が特定される仕組みになっており、透明性と追跡可能性を確保している点も特徴である。ブラジル・ゴイアス州ルジアニア市での大規模導入では、6か月間で凶悪犯罪が27%減少し、警察の摘発効率が2倍になったと報告されている。
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