工学・理学

測量の未来は自動化される

Sodex Innovations GmbH

建設機械を測量装置に変えるリアルタイム測量システム

建設現場の測量は、測量士がトータルステーションやローバーを使って現地に赴き、時間をかけて手作業で行うしかなく、天候や人手不足の影響を受けやすい、というのが建設業界の長年の当たり前だった。

専門の測量士や機器を追加投入するのではなく、すでに現場で稼働している建設機械にレーザースキャナーとカメラを取り付けることで、作業をしながら自動的に測量データを取得できるようにした。

Sodex Innovations GmbHは、オーストリア・フォアアールベルク州のロールンスに本社を置く企業で、建設機械に搭載するレーザースキャナー・カメラシステム「SDX-Compact」と、そのデータを管理するクラウドソフトウェア「SDX-Cloud」を開発している。対象となるのは、骨材・鉱山採掘業、土木工事、パイプライン建設に携わる建設会社である。 建設業界は深刻な人手不足に直面する一方で、発注者からはより多くのデータと文書化が求められるようになっており、測量業務の負担が増大していた。Sodex Innovationsは、ホイールローダーやブルドーザーなどの建設機械にレーザースキャナーとカメラを取り付け、機械が稼働している間に毎分3800万点以上の測点データを自動的に取得する仕組みを開発した。取得したデータは、地理座標付きの3Dモデルとしてリアルタイムに再構築され、クラウド経由でいつでも確認できる。 同社の技術は、既存の測量チームを不要にするものではなく、共存を前提としており、測量士がより高度な業務に注力できるよう負担を軽減する設計になっている。手持ち型のスキャナー「SDX-PocketScan」も展開しており、これはGNSSローバーとしても機能する。

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