行動変容テクノロジーの提供
燃え尽きるまで働くことは、成功のために払うべき代償である。睡眠を削り、休みを返上し、限界まで自分を追い込む。それが真剣さの証であり、献身の証だ——社会全体が、そう信じ込んでいた。疲れを訴えることは、弱さだと思われてきた。
「燃え尽きは成功の代償」という前提そのものを、集団的な妄想として否定した。そして、人生を劇的に変えるのではなく、科学的裏付けのある「ごく小さな一歩」を積み重ねる方法を選んだ。大きな決意ではなく、小さな習慣が人を変える。
Thrive Global(スライブ・グローバル)は、アメリカ・ニューヨークに本社を置く、行動変容テクノロジーの企業です。2016年に設立されました。 同社の中核にあるのは「マイクロステップ(Microsteps)」という考え方です。人生を一気に作り変えようとするのではなく、科学的な裏付けのある、ごく小さな行動を毎日積み重ねる。たとえば、 - 仕事の終わりの時間を決めて、そこで手を止める - 寝る前に、スマートフォンを寝室の外で充電する - メールを開く前に、感謝することをひとつ思い浮かべる こうした小さな一歩を、テクノロジーと物語と共同体の力で支えます。 なぜ小さな一歩なのか。行動科学の知見によれば、持続的な変化は劇的な変革からは生まれません。実行可能な行動を、一貫して積み重ねることでしか起きないのです。 企業向けのサービスでは、従業員の日常業務のなかにウェルビーイングを組み込みます。たとえばコールセンターでは、AIが「困難な顧客対応をした従業員」を検知し、60秒間の「Thriveブレイク」を促します。また「エントリー・インタビュー」という取り組みでは、仕事の役割ではなく「仕事の外で何が大切か」を聞きます。ある従業員が「朝7時30分に娘を学校へ送りたい」と話したことで、上司が会議の時間を変えた——そうした具体的な変化を生んでいます。 現在は、OpenAI Startup Fundと連携し、AIによる健康コーチ「Thrive AI Health」の開発も進めています。
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