指輪型ウェアラブル健康計測デバイス
自分の睡眠やストレス、代謝の状態は、体調を崩したり検診を受けたりして初めて把握できるものとされ、日常生活の中で継続的に、しかも高精度に「見える化」する手段は限られていた。健康管理はどちらかというと病気になってから対応する「事後対応型」の発想が中心だった。
総合格闘技の選手たちがデータを駆使してトレーニングと回復を管理する姿に着想を得た創業者が、指輪型のセンサーと血糖トラッカー、血液検査を組み合わせたエコシステムを開発。病気になってから対応する健康管理を、日々のデータをもとに予防的に整える「先回り型」の健康管理へと変えた。
Ultrahumanは、インド・ベンガルールを拠点に、睡眠やリカバリー、代謝、月経周期などを継続的にトラッキングする健康テクノロジーのエコシステムを展開するスタートアップである。主力製品は、指にはめるだけで睡眠の質や心拍変動(HRV)、体温、活動量を計測できるスマートリング「Ring AIR」。 Ringに加えて、血糖値の変動をリアルタイムで追跡できる持続血糖測定器「M1」、100種類以上の血液バイオマーカーを分析する検査サービス「Blood Vision」、室内の空気環境などを計測する「Ultrahuman Home」など、複数のデバイスとサービスを一つのアプリでつないでいる点が特徴だ。 これらのデータを組み合わせることで、単に「よく眠れたか」だけでなく、「なぜ血糖値が乱れたのか」「なぜ疲れが取れないのか」といった、体の中で起きていることの背景を推測できるようにしている。プロサイクリングチームなど、世界のトップアスリートたちにも活用されている。 創業からわずか数年で世界150カ所以上の小売店で展開されるまでに成長し、インド発のウェアラブルブランドとして、海外の競合ブランドとも渡り合う存在になっている。
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