工学・芸術学・理学

自動化され、地域に密着した、意図的なアパレル製造を通じて、世界の人間による炭素排出量を1%削減すること。廃棄物がゼロになり、循環型の再利用が実現する、何もゴミにならない未来を築くこと。

Unspun

3Dプリンティングによる完全受注生産アパレル

衣料品は、需要を見込んで大量に生産し、世界中に運んでから店頭に並べるものであり、売れ残りは廃棄されるのが当たり前とされてきた。

需要を見込んで先に大量生産するのではなく、注文が入ってから、その人のためだけに、その場で作るという発想に転換した。

Unspunは、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く企業で、独自の3D織り技術を使い、一人ひとりの体型に合わせたジーンズを受注生産している。対象となるのは、既製品のサイズ感に妥協したくない消費者や、過剰在庫の問題を解決したいアパレルブランドである。 利用者はまずスマートフォンのカメラで自分の下半身をスキャンする。そのデータをもとに、Unspunが開発した3D織り機「Vega」が、糸から直接立体的な形状のジーンズを織り上げていく。従来のように生地を裁断して縫い合わせる工程を経ないため、生産にかかる時間はわずか10分程度に短縮される。 アパレル業界では、需要を見込んで大量に服を作り、売れ残った分を廃棄・焼却するという構造が続いてきたが、Unspunの受注生産モデルは、注文が入ってから初めて生地を作るため、過剰生産そのものをなくすことができる。同社は、この仕組みを自社ブランドのジーンズにとどめず、大手小売チェーンの店舗近くに小規模な工場(マイクロファクトリー)を設置し、他ブランドの衣料品製造にも技術を提供する方向へと事業を広げている。

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