AIによる道路損傷の自動検知
自治体が道路の点検を行うには、高額な専用点検車両を使うか、専門職員が目視で確認するしかなく、日本全国120万kmに及ぶ道路網を十分にカバーすることは難しい、というのがインフラ管理における長年の課題だった。
専用車両や専門職員に頼るのではなく、日常的に道路を走る車にスマートフォンを設置するだけで、AIが自動的に損傷を検知できるようにした。
株式会社アーバンエックステクノロジーズは、東京都中央区に本社を置く企業で、スマートフォンやドライブレコーダーの画像をAIで解析し、道路の損傷を自動検知するサービス「RoadManager」を展開している。対象となるのは、道路の維持管理を担う自治体や、舗装・建設会社などである。 日本の道路網は総延長120万kmに及ぶが、従来の点検方法は、1kmあたり数万円ともいわれる専用点検車両による調査か、職員の目視検査に限られていた。前者はコストがネックとなり、後者は非効率で見落としも生じやすいという課題があった。アーバンエックスは、スマートフォンを車に設置して走行するだけで、ポットホールやひび割れなどの損傷を画像から自動検知するAIを開発し、低コストで効率的な道路点検を実現した。 同社は、大手小売・物流事業者のドライブレコーダーで収集した路面データを活用する「ドラレコ・ロードマネージャー」や、市民が道路の損傷を投稿できる「My City Report for citizens」なども展開しており、道路にとどまらず、盛土や電柱など都市インフラ全体のデジタル管理基盤づくりへと事業を広げている。
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