LGBTQIA+当事者向けのメンタルウェルネスアプリ
LGBTQIA+の人々がメンタルヘルスの支援を受けるには、高額な民間セラピーか、順番待ちの長い公的医療サービスに頼るしかなく、当事者特有の悩みを理解してくれる専門家を見つけることも難しい、というのが長年の当たり前だった。
高額な個別セラピーに頼るのではなく、LGBTQIA+当事者のセラピストが監修したコンテンツをアプリで提供することで、手頃な価格で当事者に寄り添ったメンタルケアを受けられるようにした。
Voda(Voda Technologies Limited)は、イギリス・ロンドンに拠点を置く企業で、LGBTQIA+当事者向けのメンタルウェルネスアプリ「Voda」を提供している。対象となるのは、カミングアウトや性別違和、ヘイトスピーチなど、当事者特有の悩みを抱えるLGBTQIA+の人々である。 LGBTQIA+の人々は、うつ病を経験する割合が年間52%、不安障害では61%にのぼるとされるが、既存のメンタルヘルスアプリの多くは当事者特有の課題に十分対応できていなかった。高額な民間セラピーや、順番待ちの長い公的医療サービスも、当事者にとって現実的な選択肢とは言えなかった。Vodaは、7人のLGBTQIA+セラピストと共同で、カミングアウト・性別違和・ヘイトスピーチへの対処などをテーマにした、AIを活用したパーソナライズドなセルフケアプログラムを開発した。 同社のアプリは、瞑想やジャーナリング、認知行動療法(CBT)などのエビデンスに基づく手法を、当事者の視点から翻訳し直したコンテンツとして提供しており、世界35か国以上でApple「本日のApp」に選出されるなど、高い評価を得ている。
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