工学・理学・国際関係学

スケーラブルかつ持続可能なソリューションを提供し、世界の紛争を抑止する。

株式会社AirKamuy

固定翼ドローンの開発

防衛や安全保障に使う機体は「巨額の予算を持つ大企業が、長い年月をかけて高性能・高価格なものを作る」のが当たり前だった。ドローンも高価な精密機器であり、簡単には数を揃えられない。安全保障は国家と大企業だけの領域だと思われてきた。

高価で壊せない機体を少数作るのではなく、段ボールで作る約30万円の機体を大量に作る。「壊れたら困る」から「安く大量に、壊れても構わない」へ。素材と価格の常識を逆転させ、スタートアップでも安全保障の現場に立てることを示した。

株式会社AirKamuyは、愛知県名古屋市に本社を置く、日本発のディフェンステック(防衛技術)スタートアップです。名古屋大学の機械航空工学科の卒業生を中心に2022年に設立されました。広範囲の警戒活動や長距離の物資輸送に適した「固定翼ドローン」を開発し、防衛・災害対応の現場に提供しています。 主力機体は2つあります。ひとつは固定翼VTOL無人機「Σ-1(シグマワン)」で、5時間以上の連続飛行が可能。空中で翼を折り畳むことができ、最大搭載重量10kg、航続距離は最大420kmに達します。滑走路がなくても垂直に離着陸でき、艦上からの運用も想定されています。 もうひとつが段ボール製ドローン「AirKamuy 150」です。価格は一般的な固定翼型ドローンの1割未満、約30万円。安価で大量生産でき、環境負荷も低い設計です。設計からプロトタイプ製造までを内製化することで、大手企業に負けないスピードで開発を進めています。日本は世界第6位の排他的経済水域を持つ一方、少子高齢化で警戒活動の人手が不足しています。同社は、無人機による省人化で、自衛官や海上保安官の命と日本の平和を守ることを目指しています。

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