スポーツには失敗できる練習の場がある。でもファッションは、いつもいきなり本番だ。そう感じたNTTドコモ社員の飯野健太郎が、2019年4月に社内の新規事業プログラムに応募したのが出発点だった。
試着室は、服が似合うかどうかを教えてくれない。店員に聞くのは気恥ずかしい。 約100年ほとんど変わっていない試着の体験の中で、人は「失敗しないこと」を優先して服を選んできた。
coordimateが目指すのは、失敗をなくすことではなく「安心して失敗できる」ことだ。コーディネート写真を投稿すると、最短30秒で、ファッション好きの一般女性「mate」から「アリ/ナシ」の反応とアドバイスが届く。 飯野は「同じような仲間や相談できる仲間がいるからこそ、安心してコーデに失敗できる」と語る。失敗への不安を減らすことで、自信を持って決められる人を増やそうとしている。
東京・渋谷に本社を置くスタートアップ。ファッション相談アプリ「coordimate」と、店舗の試着をデジタル化する「coordimate for Enterprise」を提供する。 ミッションは「安心して失敗できることで、自信を持って決められる人が溢れる世界をつくる」、ビジョンは「世界で一番安心して失敗できる場所をつくる」。20〜34歳の日本人男女の試着は年間20億回を超え、試着室を使った人の購入率は平均65%(使わない人は10%)とされる。その試着の体験そのものを変えることを狙う。
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